自然派なママに

長い間、荒木田シホを蝕んでいた「陰毛が濃い」というコンプレックスが、たった一人の欲情する男によって解消された。自分自身を表現して良いと理解したシホは、心のままに、全身全霊で男との交わりを堪能する。野外で始まった二人の行為は、ついにホテルで行われるようになった。しかし、環境が変わったとしても、二人の感情は変わらない。どこであったとしても、二人は激しく求め合う。本文24ページ

田植え体験に参加していた男と関係を持った「荒木田シホ」は、それを思い出しながら自慰行為にふけっていた。承認欲求は一度では満たされない。時が立つほどに、満たされたいという思いがふつふつと沸き立ち、半ば衝動的に、稲刈りが終わった冬の田んぼに足を向けるのだった。水がはられた田んぼで男と再会したシホは、男に近くのビニールハウスに連れ込まれる。シホは衣服を脱がされ、ぼうぼうに育った陰毛があらわになる。そして、男はその陰毛に貪りついた。陰毛が濃いことにコンプレックスを感じていたシホは、男がまた承認してくれることを喜ぶが、男はそれだけでは足りないと、シホに自分から動くように求める。本文24ページ